アメリカの軍事力による報復に反対する声明 〈武力によらない安全な社会をめざして〉
 9月11日、私たちはテレビの画面で信じられないような光景を目にしました。ニューヨークの世界貿易センターが
炎 に包まれたかと思うと、ほどなくワシントンのペンタゴンも同様に破壊されたからです。事件からすでに一週間以
上が経過しましたが、私たちは今なお恐怖と悲しみの中にいるアメリカ市民の皆さんに心から哀悼の意をささげたい
と思います。
 アメリカ大統領はテロ攻撃に対して、あくまでも「軍事力」によって報復すると宣言しています。 報復のための軍団
を「高貴なワシ」と呼び、民族意識をあおっています。そのような大統領の声明は、報復がさらに報復をうむという最
悪な事態を起こしかねません。 アメリカ政府は同盟諸国からも軍事的協力を得て報復の達成を目指していますが、
しかしアメリカがこれまでに世界各地で取った軍事活動とその破壊、被害については、必ずしも十分に問われてこな
かったのではないのでしょうか。
 一方、日本政府もアメリカ政府に同調し、臨時国会で有事法制の立法化をおしすすめ自衛隊の派遣を強行しようと
しています。日本政府のとるべき道は、国際社会の中で、暴力が暴力をうむという最悪の事態をさけるための平和外
交であり、仲裁役となるべきではないでしょうか。もし今、平和憲法に背くような行為に走れば、日本や沖縄ひいては
東アジアの平和を自ら脅かすことになるでしょう。
 今、世界の市民はテロ問題の解決にむけて活動をはじめています。ニューヨークを中心に活動している「戦争抵抗
者連盟」も軍拡と報復によってでなく国際協力、社会正義によって安全が保障される世界をめざすべきであるとの
声明を出し、また米下院議員のバーバラ・リーさんが、ブッシュ大統領に武力行使を認める決議に、たった一人で
反対をしました。そのことは、私たちに大きな希望をもたらしています。
  沖縄に住む私たちには、戦争が過去のものではなくいつ再び巻き込まれるかわからないという恐怖心があります。
極東一の規模といわれる嘉手納基地をはじめ、海兵隊を中心とした2万7千の兵力(軍属・家族をふくむと5万3千
人)が駐留しています。 私たち「基地軍隊を許さない行動する女たちの会」は、二度のアメリカ・ピースキャラバンを
行い、多くのアメリカの市民や女性たちに沖縄の米軍基地・軍隊の駐留が人々の安全を侵害してきたことを訴えて
きました。また韓国やフィリピン、アメリカの女性たちと共に真の安全保障、人権や暴力、環境問題などについて
取り組んできました。 暴力の連鎖ではなく女性・子供・すべての人の命の尊さが守られ、軍事力によらない安全な
くらしと基本的な人権が保障されなければなりません。私たちは「すべての人が共存し、平等・公正・人権・安全が
共に享受されるような」世界の創造にむけて世界の平和を求める市民と連帯していきたいと思います。
    2001年9月22日 基地・軍隊を許さない行動する女たちの会
   共同代表 高里鈴代、糸数慶子

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