IT教育における人権尊重、人格教育について
 
                   2004年6月議会 質問と答弁 〜個人質問〜


 

■■■携帯電話やメール使用でのいじめの訴えは過去にあったか。

 最近起こりました長崎の仲のよかった同級生同士の間で起こった本当に痛まし
い事件は、決して対岸の火事として見過ごすことのできない多くの問題を投げか
けております。
 このことを踏まえまして、私は、ただいま教育委員会で取り組まれておりますIT
教育における人権尊重、人格教育について伺います。児童生徒の中で携帯電話
の所持率はどうなっているのでしょうか。また、携帯電話やメール使用でのいじめ
の訴えは、これまでになかったのか、あったのか。その場合の対処はどのように
なされましたか。


■■■昨年度までに2件報告があった。個別指導を行ってきている。

(上地幸市 教育委員会学校教育部長)
  携帯等の所持率でございますけれども、平成14年10月の調査によりますと、携帯電話所持が17.9%、PHSが
3.7%、計21.6%でございます。この数字につきましては、中学生のみでございます。小学校の調査は行っており
ません。
 さて、携帯電話等のメールを使用しての嫌がらせ等の報告は、昨年度までに2件寄せられました。特定の人に
対する誹謗中傷が主で、その中の1件はインターネットでは禁止されているチェーンメールと呼ばれるいわゆる不
幸の手紙のネット版の使用もありました。
 各学校では、事実を把握した時点で、使用した本人やその保護者へ、メールを使用しての嫌がらせは悪質であ
ることを厳重に注意し、正しい使用の仕方等を併せて個別指導を行ってきております。


■■■人権尊重、人格教育が具体的にどの段階でなされているのか。

  学校におけるIT教育の推進に伴い、子供たちは親たち以上にIT環境に近いわけなんですが、その環境の中で、
どのような人権尊重、人格教育がカリキュラムとして位置づけられておりますか。IT教育導入とともに、この新しい
コミュニケーションの世界を、先日の答弁の中では文部科学省の指針があるとか、ネットエチケットの具体的なこ
とが答弁されておりましたが、私は、もっとそれを具体的にどのようにどの段階でなされているのかについて伺いた
いと思います。


■■■情報教育におけるマナー面の指導、相手の人権や人格を尊重する等の
     心の教育の指導の充実に一層邁進してまいりたいと考えております。

(上地幸市 教育委員会学校教育部長)
 小中学校における情報活用能力の育成の方針は三つあります。一つ目は、情報活用の実践力、二つ目は、情報
の科学的な理解、三つ目は、情報社会に参画する態度の指導でございます。  教育委員会としましては、小中学校
コンピュータリテラシー一覧表並びに情報教育のマナー面の指導を含めた小中学校情報活用能力一覧表を作成し、
指導の充実に向けた取り組みを展開しているところであります。
 各学校においては、児童生徒にIT教育を指導する上で、ネチケットを重視して進めております。具体的には、うそや
間違った情報を流したり、差別やいじめをして人を傷つけない、他人の情報を勝手に利用しない等、情報の収集、発
信、公開のルールを守るよう指導しております。
 しかしながら、本市においては、先ほど申し上げましたように、メールでの誹謗・中傷の嫌がらせの報告もあることか
ら、今回の長崎の事件を受けまして、教育委員会としまして深刻な問題として受け止めております。
 これらのことから、IT教育における人権教育、道徳教育として、情報教育におけるマナー面の指導、相手の人権や
人格を尊重する等の心の教育の指導の充実に一層邁進してまいりたいと考えております。


■■■個別レベルの指導で終わるのではなく全体的なものとして受け止めるべきではないか。

  これは要望いたします。残念ながら、時間がなくて、ITについては深められませんでした。2月議会にも高良幸勇
議員からも質疑がありました。そのときには、被害の実態については、報告はなされていなかったんですね。私は一
つ確認したいのは、今、個別に指導したと言う答弁だったんですが、この個別レベルの指導ということで終わるので
はなくて、もっと全体的なものとして受け止めていくべきできはなかったのかと思いますが、その点について伺いま
す。


■■■市P連、警察とも連携をとり、保護者への情報提供と連携をはかりたい。

(上地幸市 教育委員会学校教育部長)
 当然、具体的な事例が出た場合には、このように個別に子どもとしっかりと状況を把握しながら、個別対応すること
は当然なことですし、保護者に対しても指導助言をすることは当然のことであります。
 しかしながら、全体的な指導につきましては、研究所等におきましても、有害な情報につきましては、ロックできる
ような体制をとっておりまして、教育委員会、学校に関する情報等につきましては、いくら子どもたちが学校のパソコ
ンを使って開こうとしても、開けない状況になっております。問題なのは、家庭における携帯メール等の対応が今遅
れているということで、昨日も答弁いたしましたように、市P連であるとか、あるいは警察等とも連携を取りながら、保
護者等への情報提供と連携した取り組みを充実していきたいというふうに思っております。
 なお、学力向上対策において、基礎学力の一つとしてコミュニケーションの能力というのを位置付けておりまして、
これにつきましては、人間関係づくりの能力、それから言葉で伝え合う能力という2点から、基本的な指導を道徳、
特別活動、そして外国語等の授業で指導を、基礎的なことについての指導を行っております。


■■■IT教育は学校でスタートしている。
     家庭との連携に向けては、ネチケットに関する指針を基本的に押さえる必要があるのではないか。

  ありがとうございました。今、家庭のほうが遅れているという発言だったんですが、実はIT教育はまず学校でスター
トしているんですね。ですから、子どもたちのほうがずっと親よりも逆に言えば進んでしまっているわけです。そういうこ
とからしましたら、学校がまず基本的なネチケットにしても、どういう指針をもっているのかというのを、まず基本的に押
さえて家庭との関連もしていく必要があるのではないかと思います。



[すずよの政策] [すずよのプロフィール] [21世紀は、人づくりから]
[私たちも応援しています]
[おしらせ・イベント情報] [勉強会の報告[すぺーす・結の紹介][おすすめ本の紹介]
[基地・軍隊を許さない行動する女たちの会]
[ゆい通信〜高里鈴代の市議会報告]
[Home]