高里鈴代市議会報告 2003年9月議会 質問と答弁



(1)所見


 

 去る台風で、多大な被害を受けました宮古の方々、もしあの台風が那覇を直撃
していたらと思うと、那覇がどんなに大きな被害に遭わられたことだろうと思えてな
りません。それでこの際、市当局にもお願いをして、必要ならば職員の派遣なり、
また、ロビーのほうに支援金など、お見舞い金などの箱を置くとか、そして様々な
ところに呼びかけるなどして、最大限の支援策を考えらないものだろうか、ぜひ提
案をしたいと思います。


(2)緑豊かな環境の整備 〜母子生活支援施設の環境整備について


 8月25日、29日に開所式を迎えました母子生活支援施設の環境整備についてで
あります。この施設の完成までには、20年近い年月と関係者の並々ならぬ思いが
この完成に向けて取り組まれました。ですから、この完成をどれほど大きな喜びを
もって迎えたことかと思います。
 しかし、去る8月の初めごろに、私は同施設を訪ねまして、3階建ての立派な建
築物は、まるで裸同然の姿で立っているのにショックを受けました。母子の生活自
立支援の施設、早速、子供たち、母親たちが生活を始める場、その場所にしてはあ
まりにも冷たい環境ではないか。  これは、建物の立派さと裏腹に、そこに支えの
つっかえ棒を立てた樹木1本なかったことなのです。もちろん開所式にはプランター
などが配備されましたから、改善された感はあると思います。
 しかし、そこでお尋ねをいたします。施設建設計画では、敷地内植栽にどのように
計画されていたのでしょうか。1本の樹木もない状態で引き渡されたのはどうしてで
しょうか。他の公設施設の完成における緑の環境整備と比べても、あまりにも不十
分ではないでしょうか。
 2番目。早急に施設内に緑の環境整備を図る必要があると思いますが、今後、具
体的な計画について伺いたいと思います。



糸数健二郎 健康福祉部長

 母子生活支援センター「さくら」は、設計当初の段階では、緑の空づくりも想定されておりましたが、母子生活支援
施設という県内では初めての施設ということで、母子家庭を支援するための機能に重点が置かれ、結果として植栽
に対する計画は、建物周辺に植栽地を設置するにとどまっております。しかしながら、緑の空間づくりのために、雨水
タンクを設置してありますので、中庭において家庭菜園や花づくり、または木を育てるというようなことを、母子生活支
援事業のプログラムの一つとして設定できないかを、委託先である母子寡婦福祉会と調整をしているところでござい
ます。
 現状は、母子寡婦福祉会や周辺住民の協力も得て、花木の提供を受け、また花と緑課を通してプランターや花木
の提供を受けているところでございます。今後とも、施設内の緑の環境整備に向け、花とみどり課をはじめとする関
係部局の協力も得ながら、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。


高里鈴代

 先週の木曜日に、宮城宜子議員からも質問があって、コンクリート打ちっ放しの内部の壁を、委託者あるいは入居
者と調整をして改善すると答えていましたが、そのほかに、実際に母子が生活する上で安心で安全な環境、建物と
して、どんな箇所の改善が確認されているのでしょうか、伺います。


糸数健二郎 健康福祉部長

 母子生活支援センター「さくら」は、母子家庭を支援するための機能に重点が置かれているため、その安全面の管
理に対しましても、部屋の鍵がロックされているかどうか監視できる装置などが設置されております。しかしながら、
設備や施設の構造などで、一部改善を検討しなければならない箇所もございます。一例として、中庭に通じている
非常用階段がありますが、この階段が外からの進入に対して安全面において課題があるとの指摘があります。
これを改善するために、階段の途中に外からの侵入を防ぐための扉の設置について、母子寡婦福祉会も含め関係部
局と調整中であります。
 母子生活支援センターは、県内でも初めての施設であるため、管理運営する中でいろいろな課題が出てくるかと思
いますが、今後と課題解決に向け、委託先である母子寡婦福祉会をはじめとして、関係部局と調整を図りながら、よ
りよい母子生活支援施設にしてまいりたいと考えております。


高里鈴代

 部長は平成14年、去年の2月の答弁の中で、実は植栽面は17%であるとか、いろいろと計画をそのとき報告され
ているんですね。完成まで1年半あったわけなんです。  そうしますと、どうしてこの間に具体的な樹木の植栽がで
きなかったのか。今、財政の面で難しかったような答弁なんですが、例えばこれは部長のほうから要望書を出して、
花とみどり課に出すなりして、漫湖公園ですとか、いろいろなところにストックされている木などがあるんではないで
しょうか。そういうものを植えかえるということなども可能だと思うんですが。もう少し具体的な今後の計画について伺
いたいと思います。


糸数健二郎 健康福祉部長

 ご指摘のように、平成14年の2月定例会でご答弁をいたしました。緑地率が17.35%であるとか、「緑化に向けた
取り組みをしてまいります」という答弁をいたしております。これにつきましては、先ほどご答弁申し上げましたとおり、
県内でも初めての施設なものですから、その施設自体をつくることに主眼を置いて取り組んだところが、緑化のところ
はちょっと軽視されてしまったということでございますが、これでいいとは思っておりません。今後、継続的に緑化に
努めてまいりたいと思いますが、今どういう計画があるかというご質問につきましては、花とみどり課の協力を得ると
いう話はしておりますけれども、具体的にいつまでにどうということはございませんが、積極的に取り組んでいくという
決意を披瀝したいと思います。以上であります


高里鈴代

 部長、もう少しここで決意していただきたいんです。そうでなければ、私は市長に決意を求めないといけないんです
が。花とみどり課を主管する課などですね。那覇市に花と緑をあふれさせるように計画をする。そういうときに、ひとつ
那覇市で公共の施設ができた。そして、そこをしかも子供たちがこれから生活をする場。その場所を、何の樹木の1
本もなくて迎えたということに対して、私はもう本当にショックを受けております。
 IT創造館であるとか、銘苅新庁舎、そこのテープカットにも行きましたが、そこでもやはり必要な植栽はそばのほう
にされていました。ですから、考えて比較して見ても、あまりにもこれはお粗末なのではないだろうか。
 それで、私は年度内に早急にこの花とみどり課とテーブルをついて、ぜひ具体的な計画をどこにある木を何本、必ず
植えかえるというようなことも、ここで決意をしていただきたいと思います。


糸数健二郎 健康福祉部長

 現在の施設が不十分であることは、私たちも十部認識をしておりまして、これ以後、緑化に努めたいと思っており
ます。具体的に今どうしろということになりますと、ちょっと手元にございませんが、緑化は重要なことであって、た
だ、それと向こうに住んでいる方々が自ら緑化をすると。そういうことも、一つの癒しをつくること自体が癒しになると
いうこともあると思いますので、そこも含めて追求をしていきたいと思います。


高里鈴代

これから雨水を使いながら、生ごみを外に出さないで堆肥をつくって、そして家庭菜園もしていくという、そういうプロ
セスはとっても大事だと思うんです。  でも、その前に子供たちを迎える態勢として、市が迎えるわけですから、せめ
てそのつっかい棒1本やりながら、私は樹木が何本か本当に欲しかったと思います。せめてそのことを、これからの
プロセスはまた一緒にやっていく必要があると思うんですが、それはぜひ取り組んでいただきたいと思います。




(3)安心して産み、育てられる社会、希望のあるまちづくり


認可外保育園の認可促進について、県に報告した那覇市の待機児童数と推定さ
れる潜在待機児童数について、改めて伺います。



糸数健二郎 健康福祉部長

 待機児童数でありますが、県への平成15年4月1日時点での待機児童としての報告数は232人であります。ちな
みに、9月1日現在の待機児童数につきましては、406人でございます。  推定される潜在待機児童数につきまし
ては、認可外保育園に預けられている乳幼児の約56%が潜在的待機児童と言われておりますので、そこで今年
4月1日時点における認可外保育園の乳幼児数が4,882人であるところから、その56%、2,733人が推定される潜
在待機児童になると思われます。



高里鈴代

 那覇市としての新認可促進計画化はどうなっているのか。これが幼保一元化や幼稚園の預かり保育の充実など
を総合的な見地から見て、那覇市の保育環境の整備の整合性はどうなっているのか伺います。


糸数健二郎 健康福祉部長

  本市は、今年3月に多様化する子育て支援ニーズに対応するために、子育て支援指針として「新那覇市子どもの
ゆめづくりみらい21プラン」を策定いたしました。 今後は、そのプランに基づき安心して子供を産み育てることができ
る多様な施策を展開して、子育てを支援していく保育環境の整備を推進していくことになります。
 そのプランの中に、認可化移行を促進していくことをうたっており、認可化促進は保育環境整備の一つであると認
識しております。 認可外の認可につきましては、平成16年4月開設に向けて4カ所の認可外が設置認可の準備を
進めております。今後は、待機児童の状況や地域における保育ニーズを勘案しながら、関係部局と調整の上、認可
化に向けた取り組みを進めてまいりたいと思っております。  


高里鈴代

3番目。那覇市認可外保育施設の選定基準についてですが、その中で設置場所、立地条件の(3)の中に、「近隣
の認可保育園、公立保育所から適正な距離にあること」となっておりますが、これは新しく保育園を設置する場合に
おいては、当然の条件となるでしょう。しかし、現在の那覇市の環境からいたしますと、数十年にわたって存在し共
存してきた認可外園、それを最優先的に認可促進していくべきではないでしょうか伺います。


糸数健二郎 健康福祉部長

  次に、認可外保育施設の移行選定基準についての設置場所でございますが、以前は保育所を設ける位置は、
既存の保育所がその周囲のおおむね2qの地域内にないという要件がありました。しかし、平成12年3月には、
待機児童解消という課題に対し、地域の実情に応じた取り組みを容易にするという観点から、設置認可基準が緩
和され、その設置場所の要件がなくなりました。
 そのため、新たに保育所を設置するときは、待機児童数をはじめ人口数、就学前児童数、就業構造等に係る数
量的・地域的な現状及び動向並びに保育サービスに対する需要や将来の保育需要、それに認可外の適正配置
も考慮した総合的判断に基づき決定することになります。
 数十年にわたり認可外保育園が存在していた場合でも、その地域における待機児童数の状況や地域の特性、
保育サービスの需要、将来の保育需要等を勘案して、新たな認可保育園の創設が必要かどうか判断することに
なります。

高里鈴代

設置用地なんですが、これは借地でも認可申請が可能だと指導していらっしゃるでしょうか。  


糸数健二郎 健康福祉部長

 借地でも申請認可は可能として指導しているかというご質問でございますが、施設用地につきましては、議員ご承
知のとおり借地でも認可設置ができるようになっております。去る5月28日に、認可移行を希望する認可外施設の皆
様に対して、県の協力を得て認可移行説明会を実施いたしました。その際に、借地でも設置認可ができる旨説明を
行っております。次年度開設予定の4認可保育園のうち1認可園は借地となっております。


高里鈴代

那覇市の認可外保育園の認可を希望する園は、3月20日現在で58園あると伺いましたが、おおむね基準を満たし
ていると推定されるのは何パーセントでしょうか。


糸数健二郎 健康福祉部長

 認可園を設置するためには、国の定める最低基準があり、それに達する必要があります。その基準には、入所
乳幼児1人当たりの必要面積や保育士の必要数、あるいは保育内容等細かい項目が設けられており、現時点で
は那覇市の認可外保育園で、その最低基準に達しているところはございません。ただ、施設の面積だけに視点を
置きますと、定員60人とすると、内部修繕をすることによって最低基準に達するであろう施設は幾つかあると思いま
す。


高里鈴代

 認可外保育園の情報を市民へ提供すべきではないでしょうか。これは先だっても私は質問で取り上げまして、
部長は「検討する」と答えておりました。



糸数健二郎 健康福祉部長

 認可外保育施設の情報提供といたしましては、こども課窓口において、届出に基づいた115認可外保育施設ごと
の情報を、児童館、学童クラブ、認可保育所等ともに、こども課からの情報提供として閲覧できるようになっておりま
す。  認可外保育施設の場合、児童福祉法最低基準に基づき設置運営がなされ、定期的な国・県よりの児童福祉
施設指導監査を受けている認可保育所とは違い、その形態、保育内容、運営状況は様々である上、開設・閉設な
ど随時内容の変動があり、とりまとめが容易でない状況にあります。
 こうした状況もあり、認可外保育施設の案内、積極的な情報提供には工夫が必要だと考えております。
 現在、ホームページによる認可外保育施設の情報提供として、那覇市のすくすくネットの中の認可外保育施設の
案内で見ることができます。また、市民便利帳への掲載につきましては、平成14年10月に行われた届出の資料を
もとに検討しているところでございます。


高里鈴代

改正児童福祉法によっても、自治体は保育園の整備が義務化されておりますし、また、届出をする親たちに向け
て、そのニーズをしっかりと受けることが義務づけられております。また、認可外保育園の届出の義務と行政の指
導も、この新しい法律で義務づけられております。  向こう平成17年から5年間、私は年次5保育園の認可促進
こそ、今早急に計画として必要ではないか。このことが、那覇市の子供が豊かに育ち、また母親たちが安心して
子供を育てることができる、そういう希望を持てるまちづくりに必要なことだと思って伺います。


糸数健二郎 健康福祉部長

 我が国の深刻な少子化の状況を受け、去る7月に今後の次世代育成子育て支援に向けた取り組みの基盤とな
る、「次世代育成支援対策推進法」が成立しております。  この法律は、我が国における急速な少子化の進行等
にかんがみ、次世代育成支援対策に関し基本理念を定め、関係者の責務を明らかにするとともに、行動計画策定
指針並びに地方公共団体及び事業主の行動計画を定めることにより、次世代育成支援対策を迅速かつ重点的に
推進し、もって時代の社会を担う子供が健やかに生まれ、かつ育成される社会の形成に資することを目的としてお
ります。
 またこの法律は、平成27年3月31日までの時限立法ですが、この間に次世代育成支援対策として、国の策定
する行動計画策定指針に即して、都道府県市町村の各自治体及び事業主にも行動計画の策定を求めておりま
す。  これについて、子育て支援の面から、保育園の認可化の推進も重要な位置を占めるものと考えております。
 具体的な位置づけについては、まず本年度において実施を求められております市民のニーズ調査を行った上で
次年度の行動計画の中に他の施策とあわせて保育園の認可化の推進の施策も位置づけてまいりたいと考えて
おります。


高里鈴代

実は厚生労働省のホームページなどから全部出すと、これは平成13年4月ですね。厚生労働省から日本全体で
57市の150人以上の待機児童がいる市の調査がヒアリングがありまして、那覇市もそれに入っております。
 そして平成11年、12年、13年度など、その改善されていった経過も踏まえて、待機児童数なども明記されてい
るわけですが、それで全国のマップを見ましても、これは全国のマップ、地図が全部出ているんですが、那覇市は
ここで平成13年度の待機児童数を313人と報告をしていますし、そしてまた、そのときの今度は全国のものにより
ますと、沖縄県の待機児童数は1,621人ということで、もう本当に実態に即さない報告が国に対する報告としてあ
げられているわけです。そして、この報告に基づいてどうしても待機児童ゼロ作戦などが組まれていくわけなんで
す。青森県では待機児童のことを「隠れ児童」と言うらしいんですね。通称、「隠れ児童」と言っているらしいんです。
 それで、那覇市が平成16年度に5やります。平成17年度にできたら2と、今、計画をしていても、実際には今、
ご答弁いただきましたら2,600あるというんですね。そうしましたら、待機児童解消したつもりも140と報告していま
すから、でも、また下からわいてくるわけです。わいてきて、わいてきて、けして待機児童解消にはなっていないと
いうのが、沖縄のそして那覇市の現状だろうと思うんです。
 それで、きょうはいろいろな議員の方からも提起がありますし、また、先ほども前田議員からもありました。そこ
で、もう結論として、一番このことで問題としてあげられるのは財政はどうか。いくら沖縄県の特別枠の、沖縄振
興特別法を用いて国の75%の補助を受けながら特別な対応をしてみても、何せ市独自で準備しないといけない
予算ですね、新しい園に3,000万ずつというようなこと、あるいは今後ずーっと出していく。それが一番大変だろう
と思うんです。このことについて、今、部は財政に対して17年度は2、あるいは18年度も2ということを提起してい
たんですが、この財政が一番問題だというのが全くの本音でしょうか。それとも総合的に調整をしていくと必ずしも
待機児童はそれほどではなくなるだろうという読みなんでしょうか。


糸数健二郎 健康福祉部長

 先ほどのご答弁にも申し上げましたとおり、現在、406名の待機児童がいるわけですが、これまでも定員枠を拡
大したり、それから弾力化によって入所児童を増やしたり、こういう努力をしてまいったわけでございますが、それ
でも待機児童は厳然としてあるわけですね。
 平成16年度に5認可園をつくりますけれども、それは345名でございます。それだけ増えるわけですが、なお、
その下には潜在的待機児童が2,700といるわけですから、これを措置されれば、潜在的であった待機児童が顕在
化してくるだろうと、いうことは私ども予測しておりまして、今後、待機児童が減るだろうという見通しはもってはおり
ません。潜在的な待機児童が顕在化するというのが、私たちの考えでございます。


高里鈴代

 部長、今、2、2を17、18としていても、これでは数字がおっつかないというのが現状ではないでしょうか。



糸数健二郎 健康福祉部長

 今後の認可の見通しといいますか、どのように認可をするかということにつきましては、認可を増やすかということ
につきましては、今、内部で議論をしている最中でございます。今、議員のほうから二つというようにお話がござい
ましたが、この二つが認可されたとして待機児童は解消されるかということになると、これは解消はされないだろう
という見通しはもっておりますが、ただその分、待機児童は減るということは確かでございます。


高里鈴代

 120名ずつ減ってはいくんですが、潜在的には2,700いるということなんです。それで、全国的にもそれこそみん
なゼロ作戦に向けて取り組んでいまして、例えば、横浜市は人口はものすごく多いわけですが、ただ、待機児童
数は1,140人、その1,140人に対して実際には平成14年中には17箇所、認可化移行をやるとか、本当にもう今
全国的にもこれは子育ての、あるいは少子化の問題も含めて取り組んでいるわけなんです。
 それで、市長に伺いたいと思います。市民の友なんですが、これは去年の12月で、まず特集がごみ処分場は
限りがある資源ですということになっていまして、「ごみ処理に年間30億の税金が使われます。ごみ減量化でご
み処理に要する金額が減少して市民ニーズの高い教育、福祉へも行き届いた対応ができます」。とあるんですね。
私は、今この現状をもっと市民に全部訴えるべきではないでしょうか。そして、財政とやりあうだけではなくて、む
しろこれだけのものが要るんだ。向こう5年間において5箇所ずつ増やしたとして、そして待機児童をなくしてどの
子どもも本当に同じような保育環境においていきたい、そういうことを考えるときに私は市民にその選択を迫って
もいいのではないかと思いますが、お尋ねをします。
 そして、私はこのクジラなんですが、きょう新聞に出ています、クジラのつぶらな瞳ですね。私は、1,000万かけ
て塗り直す費用はちょっとやめて、むしろその費用があるならば、そのためにはもっと市民に向けてペンキ塗り替
えはカンパを求めてもいいんじゃないかと思うほどです。あるいは、何年か待ってもいいじゃないか。むしろそのお
金をもっと今、必要な子どもたちの養育に、保育に私たちは注いでいくべきではないかと思います。財政の現状
は分かりますが、どうぞこれを出して取り組んではいかがでしょうか。伺います。


翁長雄志 市長

 今、大変貴重な提言をいただいたのは、クジラ公園のクジラ塗り替える必要はないのではないかという、私はこう
いう提言が大変重要ではないかなと思います。今日まで議会でいろいろ議論をいたしましても予算の要る話で、ま
た、それはみんな重要で本当に一刻も早く取り組まなくてはいかんのでありますが、お金が限られている中でそれ
の優先順位等含めますと、必ず8割、9割は落ちていくわけで、しかし私どもとしてやらないというわけにはいきませ
ん。検討しますとか、大変物足りない、何か逃げているような言葉で一応本会議場は納得をいただいて、そういう
中でじゃ10年、20年進んでいるかということになると、なかなか物事は進んでいないと。こういうのを私は現実では
ないかなと思っております。そういう意味で今おっしゃるようなクジラ丘公園のクジラ、これは目はきれいにしまして、
ちょっときょうの新聞は皮肉っぽく書かれておりましたけれども、いずれにいたしましても、そういうものは必要ない。
やはり、ついているものも必要ない、こういう議論も議会からする中で、その代わりあちらを増やせというようなもの
があってはじめて私は一歩一歩着実に進んでいくものだと思っております。
 この認可外保育園に関しましては、当初、私が安謝保育園の民間委託ということもありましたので、別な角度の
問題点もあったから大変混乱もしたと思うんですけれども、いずれにいたしましても認可外保育園は保育にかけな
い子が行っているので、あれは児童福祉法にいう保育園じゃないんだという認識のほうがまだ世間的にも強かっ
たと思っております。今、国と調整をいたしましても、この認識のほうがまだございまして、いわゆる歴史的な経緯、
27年間のある意味で米軍施政下の中で児童福祉法の適用がまともに受けてなかった。本土のほうでは今東京都
でいいますと、認可外保育園は5%から10%なんですけれども、むしろ認可外保育園という5ないし10%の特殊性
が保育行政の隙間を補って特色ある工夫をされた、あるいは父母に支持された認可外保育園というのが東京など
ではあるぐらいであります。沖縄の場合にはそういう前向きの認可外保育園ではなくて、本当に50%超える子ども
たちが認可外保育園に預けられている。そして、潜在的な待機児童は2,700名になろうとしている。これを認可化
しますと、40園から50園必要になるわけで、40園から50園といいますと予算からいいましたら12億から15億円、
那覇市が単費で出さなくてはいけません。この12億から15億というのはどうやって出してくるかということになりま
すと、これはどうしても不可能に近い形であります。矛盾がそこにありながら、手を入れきれないはがゆさは私たち
が大変感じているところでありまして、ここのところぜひきょうのご議論のように話をしながら、一つでも多く認可園
に移行し、当然のことながら行政がやっているものは無駄もあろうと思いますし、間違っている方向もあろうと思い
ますので、こういったものを指摘をしていただきながら、つけるべきところにほぼ多くの方々が認識をいただいてい
るところにしっかりつけていくと。こういう議論を私もやりながら初心にかえって一生懸命頑張ってまいりますので、
ぜひご指導をいただきたいと思います。


高里鈴代

 市長、本当に今、何をすべきかと私たちは考えますと、先日も、小学校1年生プロブレム小1というような問題
も出てきました。それを考えると今最もしなければいけないのは、生まれた子どもにどうきちっと私たちが大事な
心の育ち、身体の育ち、健全な育ちを保証していくかということではないでしょうか。そして、それがしっかりとさ
れている社会こそ私は希望のある社会、そういう社会はまた保育園も少なくならずにいく社会ではないかと思う
んです。これで質問を終わります。

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